基礎代謝を上げるためには筋トレがとても効果的。
- 体重よりも筋力が落ちてきた
- お腹まわりが気になる
こんな悩みを抱えるシニア男性にはかなりオススメです。
本記事では、初心者でも取り組みやすい簡単な筋トレメニューと、継続のコツをご紹介します。
安全に取り組んで、引き締まった体と健康を手に入れましょう。
なぜシニア男性に筋トレが必要か
シニア男性にとっても筋トレは「体重を減らすため」だけでなく、「健康を守るため」に必要不可欠です。
何も運動をしないままでいると加齢とともに筋肉量が減少していくため、だんだん基礎代謝が落ちて太りやすくなっていきます。
さらに筋肉が減ると、
- 転倒しやすくなったり
- 生活習慣病のリスクが高まったり
日常生活の質にも影響します。
だからこそ、筋トレで筋力を維持することがダイエットだけでなく健康寿命を延ばすことにつながるのです。
- 下半身の筋肉を鍛えると歩行が安定する
- 日常の動作がスムーズになる
- 上半身を鍛えることで姿勢が改善する
- 見た目の若々しさが保てる
筋トレは嬉しいことがいっぱい。
シニア男性の心と体を支える重要な習慣といえます。
初心者でもできる筋トレメニューから始めよう
筋トレというとハードな運動を想像しがちですが、シニア男性は「無理なく続けられる簡単なメニュー」から始めるようにしましょう。
なぜなら、シニア世代は関節や筋肉に負担をかけすぎるとケガのリスクが高いため、体に優しいトレーニングを選ぶことが継続のカギになるからです。
特別な器具を使わなくても、自宅でできる運動で十分効果を期待できます。
- スクワット
- 腕立て伏せ(壁・椅子を活用して負荷を減らす)
- 腹筋(無理のない方法で行う)
など、基礎的な動きであっても、毎日積み重ねることで筋力は確実に向上します。
スクワット
シニア男性の筋トレでまず取り入れたいのが「スクワット」です。
下半身の筋力を効率的に鍛えることができるので、基礎代謝アップや姿勢改善にもつながります。
加齢とともに衰えやすい太ももやお尻の筋肉を鍛えられるので、歩行が安定して転倒予防にも効果的。
大きな筋肉を使うので、消費エネルギーが増えてダイエットにも貢献します。
具体的には、
- 足を肩幅に開き
- 背筋を伸ばして(猫背にならない)
- ゆっくり腰を落とす
椅子に軽く腰を下ろすイメージで行うと安全で、膝や腰への負担も軽減できます。
10回を1セットとして無理のない範囲から始めましょう。
腕立て伏せ|壁・椅子を活用して負担を軽減する
腕立て伏せは上半身を鍛える基本的な運動ですが、シニア男性の場合は「壁や椅子を使った方法」がおすすめです。
体への負担を減らしながら腕や胸、肩の筋肉を鍛えましょう。
通常の腕立て伏せは腰や肩に負担がかかりやすく、続けにくいのが難点ですが、壁や椅子を使えば角度を調整でき、無理のない姿勢でトレーニングが可能になります。
安全に取り組めるため、筋トレ初心者にも最適です。
- 壁に両手をつき体を斜めにして押し引きを繰り返す「壁腕立て」
- 椅子に手をかけて行う「椅子腕立て」
10回程度から始め、慣れてきたら回数を少しずつ増やすのが継続のコツです。
最初から10回がキツいと感じたら、5回くらいからやってみましょう。
急がず、慣れたら回数を増やしていく、というペースで大丈夫ですよ。
腹筋|無理のない方法で始めましょう
腹筋運動はお腹まわりの引き締めに効果的。
従来の仰向けから起き上がる腹筋は腰を痛めやすいため、シニア男性は「無理のない方法」で行う工夫が必要です。
お腹まわりの筋肉は姿勢維持や内臓を支える働きがあり、鍛えることで腰痛予防や基礎代謝の維持にも役立ちます。
年齢とともに衰えやすい部分なので、優しく鍛えて健康的なダイエットにつなげましょう。
具体的には、
- 仰向けで膝を曲げ、頭と肩を軽く持ち上げる「クランチ」
- 座った状態でお腹に力を入れて背筋を伸ばす「ドローイン」
がおすすめです。
1日数回でも続けることで、無理なく腹筋を鍛えていけます。
筋トレを継続するコツ
筋トレは、続けて初めて効果が出ます。
シニア男性にとっては、無理な目標を立てるよりも、小さな習慣を積み重ねることが成功の秘訣です。
継続できない理由として「きつすぎる」「面倒に感じる」などがあるので、習慣化できるように、最初は自分のペースで軽めに始めましょう。
- 朝起きたら軽いスクワットを10回やる
- 夕食前に壁を使った腕立て伏せを5回やる
生活の一部に組み込めるように、無理のないところから取り組むのが継続のコツです。
- 1日10分でもできる内容にする
- カレンダーに記録して達成感を得る
- 好きな音楽を流しながら行う
といった工夫も大切です。
小さな行動ができてこそ、その積み重ねで大きな成果へとつながります。
筋トレ+食事改善で効果倍増
シニア男性の場合も、ダイエットの成功率を上げるために、筋トレと「食事改善」を組み合わせて行いましょう。
運動と食事の両方に気を配ることで、より効率的に体を引き締められます。
筋肉をつけるためにはたんぱく質が必要であり、体重管理には余分な糖質や脂質を抑える必要があります。
運動で消費エネルギーを増やし、食事で栄養バランスを整えることで相乗効果が生まれます。
- 筋トレ後に豆腐や魚を取り入れた食事を心がける
- 間食をナッツやヨーグルトに置き換える
などが有効です。
小さな工夫を積み重ねて、筋トレ効果をさらに高めていきましょう。
まとめ|シニア男性の筋トレは「安全第一」
シニア男性が筋トレでダイエットを成功させるためには、「安全第一」で取り組むことが最も大切です。
無理な負荷や過度な目標はケガや挫折につながりやすいので注意しましょう。
筋トレは、筋肉を維持し代謝を上げるだけでなく、転倒防止や姿勢改善にも役立つという効果があります。
食事改善を組み合わせると、より効率的に健康的な体を目指せます。
まずはスクワットや壁腕立てなど、簡単な運動から始めましょう。
小さな一歩の積み重ねが、シニア男性の筋トレダイエットを成功へと導きます。